お茶の水女子大学附属小学校の面接ではどんなことを質問されるの?
都内の国立小学校の中でも高い人気を誇りながら、実際に第2次検定(検査)を受けられる人数が少ない為、謎のヴェールに包まれているお茶の水女子大付属小学校。
今回は、合否の結果を大きく左右する面接について解説します。
本記事では、お茶の水女子大学附属小学校の面接回答集作成付き小学校受験面接特訓を行う筆者が合否の結果を大きく左右する面接について解説します。
お茶の水女子大学附属小学校の面接を受ける方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【お茶の水女子大学附属小学校】面接の特徴
お茶の水女子大付属小学校の保護者面接は、お子様が検定を受けている最中に行われます。
例年、検定への付き添いは保護者1人と決まっており、必然的に付き添いとなった保護者が面接にも1人で参加することになります。
過去、面接では「保護者アンケート(作文)」について質問されることがあるので、作文を書く保護者と面接に参加する保護者は同一がよいとされてきました。
しかし実際に面接に参加されたご家庭に聞き取り調査をしたところ、
面接官の先生は作文の内容を事前にしっかりチェックされており、書き手と面接参加者が異なる場合はその内容に詳しく触れる様子はありませんでした。
作文と面接につき、それぞれ別の保護者が参加しても問題ありません。
(注)「保護者アンケートについてご夫婦で話されましたか?」程度の質問はあります。
【お茶の水女子大学附属小学校】実際の面接の様子
お茶の水女子大付属小学校の保護者面接は、保護者1人に対し面接官2人(男女)で行われます。
面接会場は、保護者控室となっている講堂や体育館(児童の性別で分かれています)です。
保護者は3グループに分かれて指定の席に着席します。
面接ゾーンは控室内の端にパーテーションで区切られた状態で設置され、受験番号順に呼ばれていきます。
面接時間は約10分ほどになります。
【お茶の水女子大学附属小学校】面接の質問
では、実際に聞かれる質問について詳しく見ていきましょう!
保護者への質問
- 子供の名前、住所、生年月日
- 子供の良いところと悪いところをお話しください
- ご自身の教育観と真逆のことを教えてください
- 先ほどお話された教育観を持つ親や子供のエピソードはありますか?
- 家庭における子育てのルールはありますか?
- もし子供がそのルールをを守らなかったら叱りますか?
お茶の水女子大学付属小学校の面接は、保護者の性別は関係なくある程度均一の質問が投げかけられます。
各質問に対して具体的なエピソードを交えて返答すると、それについて追加質問を受けることもあるようです。
(例)「子供の〇〇な点を改善する為に〇〇の習い事をしている。」と答えると「いつから習っているか?」「楽しそうに参加しているか?」など
また「保護者の就業状況」「子供の送迎は誰がするか」「学校行事に参加できるか」といった、学校へのコミットメントを確認されるような質問がお茶の水女子大学付属小学校の定番と言われていましたが、昨年(22年度検定)はこういった質問はほぼされなかったそうです。
お茶の水女子大学付属小学校の面接質問の特徴
お茶の水女子大学付属小学校の面接質問には翌年以降の学校・学級運営に関わる具体的な質問をもりこまれることがあります。
数年前に1クラスの人数を増やす計画が持ち上がった際には「クラス人数が増えることについてどう考えるか」といった質問がされたそうです。
ここでポイントになるのが、返答が学校側の意図にそぐう必要はないということです。
この年の質問に対し「少人数クラスの方が子供にとってはプラスだと思うので、人数が増えることはあまりよしとしない。」と答えたご家庭でも合格をしています。
面接官の先生方が見ているのは、返答の内容ではなく「どうしてそのように考えるのか」を分かりやすく的確に答える力です。
お茶の水女子大学付属小学校は、教育研究の一貫として在校生保護者に対し定期的にアンケートを行います。
研究材料としてとても重要なものになりますので、こういったアンケートにしっかり答えられるご家庭か否かを判断しているのかもしれませんね。
お子様
上述の通り、お茶の水女子大付属小学校の面接は保護者面接となりますので、お子様の面接はありません。
しかし、お子様の検定が試験官とのマンツーマンの対話形式で行われるため、ある意味検定時間のすべてが面接と考えてもよいのかもしれません。
【お茶の水女子大学附属小学校】面接対策は合格するために必要なこと
お茶の水女子大学付属小学校は、その面接内容に大変特徴があります。
また質問の中から学校が求める児童像、家庭像が見えてくる場合も多いです。
何より、合否を分ける大切な面接に保護者がおひとりで参加しなければいけないというのは、大変なプレッシャーに感じられるかもしれません。
面接練習を重ねることはもちろん、過去の質問を調べてご家庭なりの回答集を作り、どのような質問を受けても一貫性のある返答ができるように準備しておくことが、お茶の水女子大学付属小学校に合格する為に大切なポイントになります。
*保護者アンケート(作文)
第2次検定の数日前に行われる、保護者を対象にしたアンケートという名の作文課題があります。
実施日当日その場でお題が発表され、30分程度で即興で作文を書く必要があり、お茶の水女子大学付属小学校の検定名物とも呼ばれています。