面接対策

【カリタス小学校】面接で質問される内容と服装をプロが解説!

【カリタス小学校】面接の質問内容と日程をプロが解説
ママ
ママ

カリタス小学校の面接では、どんなことを質問されるの?

対策したいから、面接の質問内容や対策について知りたい!

塾長
塾長

カリタス小学校の面接は、考査に先駆けて実施される親子面接です。

尚、面接日については希望を申請することが可能です。

カリタス小学校の面接の大きな特徴は「ひらがな文章」の音読があること、そして面接官に見せられた絵を見ながらのお話づくりのテストがあることです。

そのため面接を制するためには事前の準備が必要になります。

本記事では、カリタス小学校の回答集作成付き小学校受験面接特訓を行う筆者が面接の特徴や質問内容を詳しく解説していきます。

カリタス小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!

【カリタス小学校】面接の特徴

まず面接の流れです。

面接官の前にお子さまが座る椅子が一つあり、その後ろに両親の椅子があります。初めに子供への質問があり、その後に両親それぞれ質問されます。

 

次に特徴です。

①ひらがな文章の音読

ひらがなの文章を見て、それを読み上げるテストがあります。

「くるまにちゅういしてあるきます」

「あさおきたらかおをあらいます」

「おちゃがこっぷからこぼれてしまいました」

多くても20文字程度の文章で、内容もわかりやすいものが多いです。

ただ濁音・半濁音(「ぼ」や「ぽ」)そして拗音・促音(「ゃ、ゅ、ょ、っ」など小さい文字)が文章に含まれますので、それも合わせてマスターしなければなりません。

またこの年代のお子さまによくあるミスが「こぼれてしまいました」を「こぼれました」と言いやすいように勝手に変換して読んでしまうことです。

焦ってしまうとこうしたミスが起こりますので、落ち着いて大きな声で正確に読むことを心がけましょう。

(面接ではなく集団テストで音読が実施されることもあります。)

 

②お話づくり

4枚の絵を見せられ、先生が最初の1枚の絵にお話をつけます。そして残りの3枚にお話をつけるよう指示されます。

一例をご紹介します。

 

絵①うさぎが花壇に種をまいている

絵②うさぎがジョウロで花壇に水をあげている

絵③花が咲く

絵④うさぎがくまに花をプレゼントしている、共に笑顔

 

「おはなし絵カード」などお話づくりの練習ができる教材もありますので、それを使って練習してみましょう。

注意するポイントは単なる事実の羅列で終わらないようにすることです。嬉しい、悲しい、楽しいなど登場人物の気持ちにまで言及できたら完璧です。


例えば絵④については、もちろん「ウサギさんはお花をクマさんにプレゼントしました」で正しいので、まずは事実を正しく伝える練習をします。

それに慣れてきたら上記に追加して「お花をもらったクマは喜んでいます。一生懸命育てたお花を喜んでもらえてウサギさんもとても嬉しい気持ちです」と表情から感情にも注目する練習をしましょう。

③学校関連の質問

ご両親へ説明会や行事への参加有無や感想、お子さまにもカリタス小学校で何がしたいですか?などの質問があります。

これにきちんと答えられないと合格は難しくなります。

必ずご家族で学校行事に参加して、その時の印象や感想などを書き留めておきましょう。

カリタス小学校では説明会や公開行事も予定されています。

授業体験DAYなどお子さま向けのイベントもありますので、必ず参加しましょう。

もちろん学校のホームページやパンフレットでお子さまと話し合うこともできますが、緊張する面接では考えていたことを忘れてしまうケースも考えられます。

お子様自身が見聞きしたことであれば印象にも強く残るはずです。

面接でしっかりと自分の考えが言えるように、お子さま自身にも学校を訪問させてあげましょう。

可能な限り公開行事にはご家族全員で参加することがベストです。

④両親の自己紹介

両親が自己紹介を求められます。

何の準備もなく、我が子の受験の面接で親が自己紹介を求められても、とっさに何を話せばいいか迷ってしまいますね。

どういう内容で話すのが良いかについては後ほど詳しく説明いたします。

 

【カリタス小学校】面接で質問される内容

カリタス小学校の面接で質問される内容について

  • お父様
  • お母様
  • お子様

に分けてご紹介します。

お父様

  • 自己紹介をお願いします。
  • 私立を選んだのは何故ですか。
  • 説明会に参加された感想をお聞かせください。
  • 本校を志望した理由は何ですか。
  • 奥様をどのようにサポートされていますか。
  • お子さまはどんな性格ですか。
  • お子さまと普段どのように関わっていますか。

 

お母様

  • 自己紹介をお願いします。
  • キリスト教教育についてどう思いますか。
  • 本校の印象についてお聞かせください。
  • 通学時間が長いですが、通えますか。
  • 育児で大変なことは何ですか。どのようなことを学びましたか。
  • 子育てで嬉しかったことは何ですか。

お子様

  • お名前を教えてください。
  • 好きな本は何ですか。
  • 苦手な食べ物ができたらどうしますか。
  • 幼稚園のお友達の名前を教えてください。
  • おうちでどんなお手伝いをしていますか。
  • 好きな遊びは何ですか。
  • 最近楽しかったことを教えてください。
  • 夏休みの思い出について教えてください。
  • お休みの日は何をして過ごしますか。
  • 朝は何時に起きて、夜は何時に寝ますか。
  • 朝必ずすることは何ですか。寝る前に必ずすることは何ですか。
  • お父さまとお母さまが何をしてくれると嬉しいですか。
  • カリタス小学校で何がしたいですか。

 

それほど特殊な質問はありませんが、「自己紹介をお願いします」だけはカリタス小学校の面接ならではの項目です。

特にこれを言わなければならないという決まりはありませんが、

  • 学歴や学生時代に学んだこと
  • (もしあれば)仕事のこと
  • 趣味のこと

を中心に話しましょう。

忘れてはいけないのは、これは我が子の面接であり、自分をアピールする場ではない、ということです。

ご自分の学歴のアピールではなく、「学生時代に様々な経験をしたので、娘にも同じようにさせてあげたい」と言えば、志望理由につなげることができます。

それから立派なお仕事の自慢ではなく、仕事を通じてどんなことを感じているか、例えば部下の育成をしているのであれば、それが子育てにも通じていること、などを話すのも良いでしょう。

また趣味についても個人的な趣味ではなく、休日に家族で一緒に経験していることなどとつなげられると面接官に好印象です。

どんな内容でも、お子さまの面接であることを自覚して「子育て」という視点から話をするよう意識しましょう。

【カリタス小学校】面接で気をつけたい服装

説明会では試験の服装について「緊張しすぎないとように幼稚園の制服など着慣れている洋服で」との指示があります。

実際に幼稚園の制服で受験されるお子さまもいれば、保育園に通っていて制服がないお子さまもいらっしゃるので、一般的なお受験用の服装(女児は襟付きブラウスにジャンパスカート、ブラウスにキュロット。男児は襟付きブラウスに半ズボン)で受験をされるお子さまもいらっしゃいます。

学校としてはお子さまが試験で必要以上に緊張して普段のその子らしさが見えなくなることを危惧してのそのようにおっしゃっているだけで、制服でもお受験服でも合否には関係ありません。

制服が汚れていたり、小さくなってしまっている場合など、制服よりもお子さまのサイズに合った綺麗なお受験服の方が清潔感が感じられます。

お受験服で行かれる場合は幼児教室に着ていくなどしてその服装に慣れる機会をつくりましょう。

【カリタス小学校】面接で失敗しないために行いたい対策

【カリタス小学校】面接で失敗しないために行いたい対策は、

  • 正しい日本語を話すこと
  • ひらがなをマスターすること
  • お話しづくりの練習をすること

が大切です。

以下で詳しく解説します。

正しい日本語を話す

カリタス小学校では日本語をとても大切にしています。

面接では「お話づくり」もありますし、ひらがなの文章を読む課題もあります。

入学後も各学年で大勢の前でスピーチをするような機会があり、そこからも日本語に重きを置いていることが分かります。

ご両親が美しい日本語を話すことを心掛けることが一番有効な対策です。

お子さまはご両親の言葉を真似るものです。

言葉づかいで大切なのは毎日の積み重ねであり、面接の前日に急に直せるものではありません。

こそあど言葉は使わないなど、まずはご両親が正しくて美しい日本語を話すように意識して日々を過ごしましょう。

 

ひらがなをマスター

本来は小学校1年生になってから学ぶひらがなですが、カリタス小学校を受験する場合はひらがなの読み方のマスターは必須です。

ですが、ひらがなドリルは必要ありません。

ひらがな表を自宅に貼ってひらがなを意識すること、絵本の読み聞かせを通じて字に親しみを持つこと、街中で見かける看板や駅名など身近なところで見つけたひらがなを教えてあげること、そうした小さな積み重ねを通じてひらがなが読めるようになることを目指しましょう。

年長さんになると絵の少ない児童書を読むようになる機会もあるでしょうが、カリタス小学校の受験対策としては絵の多い、シンプルな絵本がオススメです。

ひらがなをマスターしないといけない、と思うと、一見とてもハードルが高いように感じますが、実際は生活の中で小さな工夫を行っていくことで読めるようになりますので、ゆっくりじっくり取り組みましょう。

正しい日本語を身につけることにもつながりますので、ぜひお子さまと様々な種類の絵本を読んでみてください。

お話づくりの練習

一見簡単に見えるお話づくりですが、この年代のお子さまは自分が主語の話は流暢にできても、他者が主語となると途端に難しく感じてしまう傾向があります。

ここで役に立つのが「絵本」です。

絵本はひらがなを覚えるためだけではなく、「誰が何をした」がわかりやすい言葉で書かれています。

また他者の状況と感情を理解するのにもとても役に立ちます。

たとえ文章になくても、「この男の子はどんな気持ちだと思う?」など登場人物の気持ちをお子さまに聞きながら絵本を読み進めることもまた試験対策につながります。

ぜひ絵本を積極的に活用してください。

キリスト教に対する理解

カリタス小学校はキリスト教の学校なので、キリスト教に対する理解と共感が必要です。

キリスト教の学校の中には、通っている教会や訪れた回数などを聞かれることもありますが、カリタス小学校に関してはそこまでは求められていないので、わざわざ教会へ通う必要はないでしょう。

ですが、最低限キリスト教の考えを理解し、それに共感する姿勢を見せることは大切です。

キリスト教の基本は愛や優しさ、親切心など、他者を思いやる心です。

宗教というと身構えがちですが、分かりやすい本も発売されています。



 

筆者は、カリタス小学校の回答集作成付き小学校受験面接特訓を行っています。

2時間みっちりとお時間をいただき、レッスンをしながら回答集をお作りしています。

もちろん、回答集は学校やご家庭に合わせたオーダーメイドです。

カリタス小学校の面接を受けられる方は、ぜひ受講してくださいね!

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