立教女学院小学校の親子面接では、どんなことを質問されるの?
アンケートがあるって本当?
対策したいから、面接の質問内容とアンケートについて知りたい!
立教女学院小学校の面接は「家庭の雰囲気を見るためのもの」であり、試験は「お子さまを見るためのもの」です。
立教女学院小学校の回答集作成付き小学校受験面接特訓を行う筆者が親子面接の特徴や質問内容を詳しく解説していきます。
立教女学院小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【立教女学院小学校】面接にはアンケートがある!
立教女学院小学校の面接は親子面接です。
時間は10~15分程度で、ご両親へのアンケートがあること、そしてお子さまへの言語テストがあることがこの学校の面接の特徴です。
アンケート
アンケートは日常生活や健康に関する内容についてです。
具体的には、
- 幼稚園(保育園)での生活状況
- 欠席日数と理由
- 仕事や家庭生活に伝えたいこと
- 通学経路や通学時間
- 就寝時間と起床時間
- アレルギーの有無
について聞かれます。
どれも簡単項目ですが、必要に応じて事前に考えてメモしておきましょう。
以前、コロナ禍で試験時間が大幅に短縮された年には、
一度だけ学校と家庭の一致についての記述問題が問われたこともありました。
ですが、ここ2年ほどは従来のシンプルな項目だけに戻っています。
言語テスト
毎年内容は少し異なりますが、基本的にはお子さまの言語力を問う問題です。
お子さまの言語力はつまり、ご家庭そのものを意味します。
例えば、昨年出題されたもので、絵を見て、先生の質問に答えるテストがありました。
絵には、スーパーの食品売り場で寝転がって泣いている男の子と、びっくりしている店員さんがいる絵です。
- これは何の絵ですか?
- どうして男の子は泣いていると思いますか?
- どうして店員さんはびっくりしていると思いますか?
- あなたはスーパーにお買い物に行きますか?
- お母さんは何を買いますか?
このテストは普通の面接の質問以上にお子さまの普段の言葉遣いが出やすいテストです。
お子さまは一番身近にいるご両親の言い回しを自然と真似しますので、まずはご両親が正しい日本語を使い、言葉遣いにも気をつけ、こそあど言葉は使わないように意識しましょう。そして元気にハキハキと答えることも大切です。
またこれはお子さまの言語力のテストではありますが、普段スーパーへ行くか?そこで何を買うか?などの質問の受け答えからも家族の様子、親子の関係性が面接官に伝わります。
スーパーは季節の旬の野菜や果物を見ること、お正月や節分などその行事らしさを感じることができる場所でもあります。
買った荷物を袋にしまうこと、重い荷物を親子で手分けして持つこともまたお子さまにとっては身近な学びになります。
机の上で解くペーパーだけではなく、こうした日常生活からの学びも立教女学院小学校では大切にしています。
面接日はいつ?
10月中旬から下旬です。
【立教女学院小学校】面接で質問される内容
立教女学院小学校の面接で質問される内容を、
- お父様
- お母様
- お子様
に分けてご紹介します。
お父様
- 本校へ来たことはありますか
- その時の印象について教えてください
- キリスト教教育についてどう思われますか
- 学生時代に打ち込んだことはありますか
- 夏休みの宿題で手伝えることはありますか
- 家族で大切にしていることは何ですか
- お子さんと過ごす中で楽しかったエピソードを教えてください
- お子さまの成長を感じるエピソードは何ですか
学校のこと、お父様の価値観について、子育てに関して幅広く質問されます。
まず、お父様の学校訪問は必須です。
その中で、お父様の視点から見た、女子校の良さ、キリスト教の良さ、立教女学院小学校の良さについてそれぞれお話できるように準備しましょう。
そして、お父様への「学生時代に打ち込んだことはありますか」の質問は面接でよくある質問です。
その打ち込んだ経験から学んだこと、更にその経験を教育にどう活かすことができているかまでについてお話ができたらベストです。
一番大切なのが、家庭への関心度の高さです。
家庭のことやお子さまのことをお母様任せにするのではなく、休日はお父様が家族の時間を大切にして、お子さまと深く関わっているかを、学校は面接を通して確認します。
立教女学院小学校にはお父様の会があり、お休みの日に在校生のお父様が主体となって様々なイベントを開催しています。
お父様とお子さまがみんなで一緒に公園遊びや科学館へ出かけたり、お父様だけの勉強会が行われていたり、お父様も積極的に学校の教育活動に参加している様子が立教女学院小学校のホームページにも掲載されています。
学校は普段の父子の関わりについて知りたいという思いから、お子さまに関する面接質問が多くなっています。
お母様
- お子さんの教育方針で大切にしていることは何ですか
- 本校のどのような部分がお子さまに合うとお考えですか
- 家族で大切にしていることは何ですか
- お子さんと過ごす中で楽しかったエピソードを教えてください
- お子さまの成長を感じるエピソードは何ですか
- 公共のマナーについてどのようにお子さまに教えていますか
- 子供同士のトラブルにはどのように対処されますか
- 女性の自立について大切なことは何だと思いますか
- お仕事についてテレワークや送迎、下校後対応について教えてください
お母様もまた、学校のこと、お母様の価値観について、子育てに関してと幅広く質問されます。
その中でも、特にお子さまに関する質問が大半を占めています。
これまでのお子さまの様子はもちろんのこと、これからの小学校生活を想定して子供同士のトラブルにどう対応していこうと考えているか、公共のルールについてどうお子さまに教えていくかなどを事前に考えておくとよいでしょう。
またお仕事をお持ちの場合は、テレワークや送迎、下校後対応についての質問には答えられるように準備しておきましょう。
それから家庭で大切にしていることや、お子さまの成長エピソードなどは、お父様へも質問される項目なので、ご夫婦で事前に話し合っておくことをおすすめします。
お子様
- お名前を教えてください
- 幼稚園(保育園)の名前を教えてください
- 幼稚園(保育園)には誰とどのように行きますか
- 幼稚園(保育園)ではどんな遊びをしますか
- 今日の朝ごはんは何を食べましたか
- 好きな本は何ですか
- どんな時にほめられますか
定番の質問がほとんどです。
質問は一問一答というよりは、会話形式で徐々に会話が深まっていくイメージです。
普段から親子でたくさん会話をすることがそのまま面接の対策になります。
幼稚園や保育園の降園の時間に、幼稚園での出来事や誰と何をして遊んだか、どんなことが楽しかったのか、などを質問して答えてもらうことで十分練習になります。
それから、こだわりの図書館がある立教女学院小学校では、お子さまの本に関する質問は面接で出やすいです。
ご両親もお子さまもこの質問に対してどう答えるかを事前に擦り合わせしておくとよいでしょう。
【立教女学院小学校】面接で失敗しないために気を付けること
まずお父様は、お子さまの教育に熱心である姿勢が大切です。
立教女学院小学校ではお父様の会をとても大切にしています。
この活動に対してお父様自身が前向きであることは面接でとても大事なポイントになります。
次にお母様は、立教女学院小学校の教育方針の通り、自由と規律のバランスをうまく取りながらお子さまを育てましょう。
お箸や鉛筆の持ち方など、生活の基本には厳しい学校です。
そこはしっかりとお子さまに教える必要がありますが、横ならびで他者と競わせるようなことはあまり好まない学校です。
ルールはきちんと守りながら、お子さまの個性は大切に、そんな教育を心がけましょう。
最後にお子さまは、とにかく家族でたくさん会話をすること、たくさん本の読み聞かせをすることがそのままお子さまの語彙力の向上につながります。
面接では、好きな遊びや好きな本など定番の質問もありますし、言語テストもあります。どちらも家庭で十分に対策できることです。
インプットとアウトプットを積み重ねて、お子さまの言語力や表現力を高めましょう。