小学校の願書に、家族について記入する欄があるんだけど、誰を書いたら良いのか悩んでいるのよね。
それと、「備考欄」というのがあるんだけれど、ここには何を書くべきなのかしら。
小学校受験の願書にある家族構成・家族欄の書き方
家族構成・家族欄の書き方については、「願書記入上の注意事項」などの要項や願書に記載されている注記を確認してみてください。
「同居の家族について記載すること」などの指定があったり、「記入例」として記載例が示されていると思いますので、それに従って記入しましょう。
もし何も書き方の指定がない場合は、以下の通りに記入してください。
誰を書く?
要項や注記に、「同居の家族」や「住民票の通り」などの指示があれば、その通りに書きましょう。
特に何も注意事項がなければ、同居している家族を書いてください。
単身赴任などで父親が同居していない場合でも、住民票を移していなければ父親も記載します。
また、住民票を移していても、「家族構成」には父親を書き、備考欄に単身赴任の旨を記入する方法もありますので、家庭の状況に応じて書くようにしてください。
書く順番は?
記載例に書く順番が示されていれば、その通りに記入してください。
特に何も記載されていなければ、
- 世帯主(主に父)
- 世帯主の配偶者(主に母)
- 祖父母(同居していれば)
- 兄・姉(いれば)
- 受験者
- 弟・妹(いれば)
の順番で書くのが一般的です。
世帯主が初めに来て、次にその配偶者、そのあとは年長者の順番になります。
ただし、学校によっては「ご両親→子供→その他」の順番で書くこともありますので、やはり記入例などを確認してから書くようにしてください。
子ども本人を入れる?
要項や注記に「受験者以外の家族」と記載があれば、本人は除いて書きます。
また、書き方の例に本人が書かれているかどうかも確認してみてください。
もし記入の仕方が指定されていない場合は、お子さん本人を含めて書いておきましょう。
続柄は?
続柄の書き方は、受験者本人から見た続柄を書きます。
具体的には、次の通りです。
- お父さん→父
- お母さん→母
- きょうだい→兄・姉、弟・妹
※兄弟が複数人いる場合は、長男、次男・長女、次女など
- 受験者→本人
- おじいちゃん→祖父
- おばあちゃん→祖母
祖父母は?
「家族構成・家族欄」に祖父母を含めるかどうかは、「同居しているかどうか」を判断基準にしてください。
同居していれば記入しますし、同居していなければ記入しません。
なお、祖父母とは世帯を別にしている(二世帯住宅など)場合、住民票と同居の家族が異なることもあると思います。
住民票も提出することになっている場合、住民票と「家族構成・家族欄」の記載が異なるのは良くありませんので、次の通りにしてください。
- 同居祖父母も記載して、住民票を2通添える
- 祖父母は記入せず、住民票の記載通りに記載する
「同居の家族」を書くように指定されていれば住民票を2通添えるのが良いでしょう。
一方で、「本人が記載されている住民票」の提出を求められている場合は、祖父母は記入しなくて大丈夫です。
学校に住民票を提出するのは、「本当は通学許可範囲外に住んでいるのに、受験のためだけに学校の近くの祖父母の家に子供の住民票を移している」というトラブルを防止する意味があります。
そのため、お子さんがきちんと通学許可範囲内に保護者と居住していることがわかれば大丈夫です。
小学校受験の願書にある家族構成・家族欄に職業は書く?
家族構成・家族欄に記載する事項も、願書の様式によって様々です。
家族の氏名と続柄だけを記入する学校もあれば、氏名・年齢・続柄・住所・備考など、多くの情報を記載しなければならない学校もあります。
この中で1番困るのは「備考」の書き方でしょう。
備考欄の書き方についても、記入に関する注意事項があればそれに従って書いてください。
もし何も注意事項がなければ、ある程度自由に書くことができますので、受験に有利になるようなことを記載しましょう。
一般的には、保護者の職業や在学中のご兄弟の学校・学年などを記入します。
現在では「親の職業によって受験結果が左右されるべきではない」という考え方が広がり、入試説明会や要項で「職業や勤務先は書かないでください」とアナウンスしている学校も増えました。
そのため、職業に関して学校側から記入を要請されることはありませんし、「記載しないでください」と説明があれば記載しないのがマナーです。
しかし、「学費を払えるか」「どのような家庭か」などの観点から、親の職業は学校が知りたい情報でもありますので、記載しておくと良いでしょう。
書き方については、以下を参考にしてください。
自営業の場合
自営業は、個人事業主やフリーランスを指す名称ですが、勤務形態によっていろいろな書き方があります。
法人登記していれば「〇〇会社代表取締役」などの肩書きがあるかと思いますので、個人事業主でも職業には「会社経営」と記入して大丈夫です。
法人登記していない場合でも、実質的に会社の経営をしている場合は、「〇〇会社代表」という肩書きがあるかと思いますので、同様に「会社経営」と記入できます。
一方で、どの会社にも団体にも所属せずに完全にフリーランスで働いている場合は、「フリーランス」や「自営業」「自由業」と記載してください。
パートの場合
パートの場合、まずは雇用形態を確認してみてください。
「契約社員」や「派遣社員」などの雇用形態になっていれば、そのように記入しましょう。
また、職業を書くのではなく、職種を書く方法もあります。
つまり、レストランで働いていれば「飲食業」、会社で事務の仕事をしていれば「事務職」、病院で働いていれば「医療従事者」などと記入する方法です。
「パートタイマー」と書くより職種を記入した方が印象が良いかもしれません。
主婦の場合
専業主婦の場合は、そのまま「主婦」とするか、あるいは「無職」と記入しますが、「主婦」の方が印象が良いですよ。
小学校受験願書の家族構成・家族欄・職業の書き方よりも大切なこと
さて、ここまで家族構成・家族欄の書き方や職業の書き方について解説してきましたが、いかがでしたか。
小学校受験では、願書の書き方に関する情報が少なくて、「家族構成・家族欄・職業」ひとつとっても書き方で悩んでしまいますよね。
しかし、「母子家庭だから不合格」、「フリーランスだから不合格」ということはありませんので、誠実に書けば大丈夫ですよ。
それよりも、志望動機や家庭の様子、子供の性格などの書き方の方が大切です。
これらの事項に関しては、お子さんやご家庭の魅力を伝えなければ合格に近づくことはできませんので、しっかりと内容を考えるようにしてください。
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