願書の書き方

【小学校受験願書】兄弟がいる志望理由の書き方は?例文も解説

【小学校受験願書】兄弟がいる志望理由の書き方は?例文も解説
ママ
ママ

これから下の子の受験なんだけど、お兄ちゃんと同じ学校に通わせようと思っているのよね・・・

兄弟で同じ学校に通ってもらった方が親としても楽だし、兄弟がいれば受験が有利になるって聞いたことがあるんだけど、本当なのかしら?

塾長
塾長

ご兄弟がいらっしゃる方にとって、「兄弟を同じ学校に通わせたい」と思うのは自然の流れですよね。

確かに、小学校受験に限らず、受験の界隈では「兄弟枠」という言葉がまことしやかにささやかれています。

そのため「兄弟なら合格しやすい」と考える方もいらっしゃいますが、それは事実誤認でしょう。

本記事では、これまで多くの願書添削を手がけてきた受験のプロがご兄弟で同じ学校に入学するための願書の書き方について解説します。

【小学校受験願書】兄弟がいる場合の志望理由を書く時のポイント

上のお子さんが在校生である場合、それが合格を勝ち取る大きな武器になるでしょう。

もちろん、上のお子さんがしっかりと学校生活を送っていて、保護者も学校との関係が良好である場合に限ります。

 

ただし、「兄弟が通っているから」という曖昧な志望理由では、願書の書き方としては失敗です。

兄弟児がいるという利点を生かした、先生の心に響くような願書の書き方を解説します。

学校の教育方針について書く

志望理由には、学校の教育方針を踏まえるのが定番です。

ただし、兄弟が在籍しているというアドバンテージを生かして、ホームページやパンフレットでは分からない、具体的な教育内容に触れながら書きましょう。

 

例えば、授業参観や保護者会、学校行事などを通して、「学校の教育方針の〇〇ってこういうことだったんだ」「教育方針の〇〇は、こんなに良いところがあるんだ」と実感したことがあるのではないでしょうか。

そのような具体的な場面を取り上げて学校の素晴らしさを書くことで、先生に「学校教育に対して深い理解のある保護者だ」と感じてもらうことができます。

 

他の保護者が「学校の教育方針に感銘を受けました」という言葉を使うより、在校生の保護者がこの言葉を使った方が何倍も説得力がある志望理由になりますよ。

 

家庭の様子について書く

家庭の教育方針について書くのも、志望理由を書くときの定番の内容ですが、在校生がいる場合は「家庭の教育方針」というより「家庭の様子」について書いた方が説得力が増します。

 

例えば、「上のお子さんが充実した学校生活を送っている影響を受けて、下のお子さんも自主・自律の精神が育ってきた」「上のお子さんの授業参観や学校行事などに連れて行く機会があり、下のお子さんも学校に魅力を感じている」のような内容を書くと良いでしょう。

このような志望理由を書くことで、願書を通して「志願者本人もその学校に通いたいという意志がある」ということを先生に伝えることができます。

 

上のお子さんの成長について触れる

在校生がいる場合、願書を書く上で欠かせないのが上のお子さんの成長について書くことです。

「上の子は学校の教育のおかげでこんなに成長した。だから下の子もそのような教育を受けさせたい。」という流れで書くことで、学校の先生に好印象を抱いてもらうことができます。

ただし、下のお子さんの志望理由の裏付けに上のお子さんの成長を話題に出すだけですので、上の子の内容を具体的に書く必要がないことに気を付けましょう。

 

在校生の保護者でしか分からないことを話題にする

在校生の保護者だからこそ分かる学校の良さについて書くことは、他の保護者の願書と差別化する意味で効果があります。

例えば、先生方の魅力や学校の雰囲気などは、在校生の保護者だからこそ願書に書ける内容です。

先生にかけていただいた言葉、学校行事に参加した時の雰囲気など、具体的な場面を取り上げて学校の良さについて記入しましょう。

保護者が学校教育に対して好意的に捉えているということが伝わるように記入するのがポイントです。

 

【小学校受験願書】兄弟がいる場合の志望理由を書く場合の例文

では、具体的にはどのような志願理由を書いたら良いのでしょうか。

上記のポイントを踏まえた上で、例文を示しながら書き方のポイントを解説します。

 

例1 学校の教育方針に主眼を置いた書き方

貴校の第2学年に在籍している長男の学芸会や運動会などの学校行事に参加する中で、貴校の「慈愛」という精神に改めて感銘を受けております。学芸会でなかなかセリフが覚えられない兄に先生がかけてくださった「あなたなら大丈夫だよ。」というお言葉に、兄も親も心を救われたのを鮮明に覚えております。まさにこれが「慈愛」なのだと実感し、建学の精神の尊さや先生方のあたたかさに心を打たれました。次男にもこんなにも素敵な先生方のもとで教育を受けさせたいと考え、貴校を志願致しました。(230字)

 

例2 上のお子さんの成長を中心にした書き方

貴校の「礼節」という教育方針に感化され、1年生でお世話になっている長男は以前よりも進んで元気に挨拶ができるようになりました。貴校でご指導いただいたことで実践力が身に付いてきたのだと実感しており、人として大切なことを教えてくださった先生方に感謝しております。家庭でも、礼儀を重んじた子育てをしており、ぜひ次男もより良い人格の形成に向けて先生方のご指導をいただきたいと考え志願致しました。(192字)

 

例3 在校生の保護者ならではの書き方

私どもは、これまで向上心のある子に育つように心がけて参りました。貴校の「一念通天」という教育目標は、家庭での教育方針とも重なるところもあり、非常に感銘を受けております。実際に長男が参加した貴校の運動会を参観した折に、どの学年の児童も最後まで全力を尽くしている姿に感動致しました。特に、6年生の集団演技では、一糸乱れぬ演技の中で、これまで高い目標を持って練習に励んできたことが伝わってきて思わず涙が流れました。それも一重に、先生方の熱心なご指導があったからだと推察致します。次男も、先生方のご指導をいただきながら、貴校の児童の皆さんのように向上心を持って成長させたいと強く願い、入学を志望致しました。(299字)

 

なお、ここで示す文章はあくまでも一般的な例ですので、学校の教育方針・家庭の様子・お子さんの様子などを踏まえて、オリジナルの志願理由を考えるようにしてください。

あまり例文に引っ張られ過ぎた内容にしてしまうと、ご自身が面接で困ることになりますので、十分気を付けて欲しいと思います。

 

【小学校受験願書】兄弟がいる場合も、安心してはいけない理由

 

さて、はじめの話題にあった「兄弟枠」ですが、小学校は入試の選考基準などの情報は開示しませんので、「ある」とも「ない」とも断定することができません。

しかし、「兄弟がいたけれど不合格だった」という人はたくさんいますから、「兄弟がいれば合格できる」と考えるのは安易でしょう。

そもそも、「兄弟がいるから入学させる」というのは、小学校にとってほとんどメリットがありません。

 

一方で、兄弟がいるというのは、入試を勝ち抜く上で武器になることも事実でしょう。

なぜなら、同程度の試験結果だった場合、「どのような人か分からない」という保護者よりも「〇〇さんのご家庭は学校に協力的」と分かっている保護者の方がリスクが少ないからです。

つまり、兄弟揃って合格できた人たちは、「兄弟がいるから合格した」のではなく「兄弟がいるというアドバンテージを生かして合格を勝ち取った」と考えられます。

 

以前、上のお子様は願書作成を利用して合格し、下のお子様はご自身で願書を作成して不合格になったという方もいらっしゃいました。

上のお子様が合格したことで安心せず、願書作成や面接レッスンなど、しっかり対策することが重要です。

「下の子が不合格になってしまった」と後悔する前に、ぜひプロの願書添削指導や面接レッスンを受けることをおすすめします。

 

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