この前もらってきた願書に「備考欄」という記入欄あったんだけど、何を書けば良いのかしら・・・
特に書く内容もないし、空欄のままでも良いのよね?
小学校によっては願書に「備考欄」を設けている学校がありますね。
確かに、初めて願書を書く方は「備考って言われても、何も書き添える内容なんてないわ」と考えてしまいますよね。
しかし、先生は備考欄にも目を通しますので、空欄のまま提出するのは基本的にNGです。
本記事では、これまで多くの願書添削を手がけてきた受験のプロが備考欄には何を書けば良いのか解説していきましょう。
【小学校受験願書】備考欄は絶対に書いて!空欄ではいけない理由
備考欄を空欄にするのは、記入漏れと判断される可能性もあるため、基本的には何かしら記入する必要があります。
ただし、「願書記入上の注意点」などの書類に、「特記事項がない場合は備考欄には何も記載しない」という注意書きがあれば、記載しない方が良いこともあるため注意が必要です。
また、入試説明会などで「〇〇以外は記入しないでください」と指定される場合がありますので、入試説明会にはきちんと参加するようにしてください。
では、備考欄にはどのようなことを書けば良いのでしょうか。
備考欄に書く内容は、大別すると2種類あります。
ひとつは、お子さんが学校生活を送る上で学校に伝えておいた方が良い事項です。
健康状態、家庭の事情など、事前に知らせておいた方が良い事項を記入しましょう。
もうひとつは、記入欄が設定されていないけれどアピールしたい事項です。
備考欄は「何でも書いて良い」というわけではないので、過度なアピールは逆効果になるので気を付けてください。
ですが、もし記入ができるのならアピールしないのはもったいないですよね。
【小学校受験願書】備考欄の書き方は?
具体的には、どのような内容を書いたら良いのでしょうか。
備考欄の書き方について解説します。
基本的には指示された内容を書く
「願書記入上の注意点」などの書類や入試説明会で記入を指定された事項に該当する場合は、その内容について誠実に記入しましょう。
例えば、家庭状況や健康状態について記入するように指示されることが想定されます。
具体的には、
- 父親が単身赴任をしているなど、住民票と現在の家族構成が異なる
- 重度のアレルギーや既往症、定期的に通院が必要な病気を持っている
などが考えられます。
「上記のような内容を書いたら不利になるのでは?」と思われる方もいますが、一時的な家庭状況やお子さんの健康状態を理由に不合格にされることはまずありません。
むしろ、後から判明する方が「不誠実な保護者」とみなされますので、学校生活を送る上で配慮して欲しい事項があれば、正しく記入しましょう。
「志望理由」や「ご家庭の様子」には書き切れなかった内容を書く
「志望理由」などの記入欄に書き切れなかった内容がある場合は、備考欄に記入しておくことを検討しましょう。
例えば、受賞歴やボランティア歴など、特筆すべき経歴があれば箇条書きで簡潔に記入しておくのもありです。
備考欄にこのような内容を書いておくと、面接で取り上げられる可能性もあるため、面接対策にもなりますよ。
欠席日数が多い
調査書などに幼稚園の出席状況を記入して小学校受験の時に提出する場合があります。
もし欠席日数が多い場合は、その理由を備考欄に記入しておきましょう。
病気や怪我による長期の入院、両親の海外出張による欠席などの理由がある場合、欠席日数が多くても納得してもらいやすいです。
学校に関係者がいる
お兄さん・お姉さんが学校に在籍している(在籍していた)、ご両親や祖父母にその学校の出身者がいるなど、学校と関係のある人がいたら書いておくと良いでしょう。
学校の教育方針をよく理解して志願していることが伝わります。
お仕事について
ご両親の勤務先や役職、自営業の方は会社の規模感を書いた方が良い学校もあります!
備考欄に書くことで、しっかりと学費を払うことができるとアピールすることができます。
まとめ
備考欄には、入学前に学校に知らせておいた方が良い事項や、受験で有利になる事項を書きましょう。
ただし、先述の通り過度に書きすぎると、「要望の多い保護者」「要項に沿って記入しない理解力のない保護者」と思われる可能性があります。
十分に注意して記入するようにしてください。
もし願書の作成で不安なことがあれば、記入前に願書作成の専門家に相談することも検討しましょう。
「願書作成代行」や「願書添削」といった、保護者の代わりに願書を作成してくれたり、願書を添削してくれたりするサービスを利用するのがおすすめです。
願書作成のプロが、学校の傾向やご家庭に合わせた願書を作成してくれますよ。
願書の作成にお困りでしたら、ぜひ私が行っている願書作成サービス「小学校受験願書作成」をご利用ください。
これまで、数多くの願書の作成を手掛けてきた経験や、面接官をしていた経験から、お子様の魅力が伝わる願書を作成させていただきます。
「願書提出まで期日がない」という場合でも、最短24時間で願書を作成させていただくことも可能です。
不安を抱えたまま願書を提出してしまうと、面接までその不安を引きずることになりますので、しっかりとプロの目で判断してもらうことをおすすめします。
お子様の志望校合格のために、ぜひ「小学校受験願書作成」をご利用くださいね。