東京都市大学付属小学校の願書ってどんな感じで書けばいいの?
ご自由にお書きくださいって何を書けばいいのか分からない!
東京都市大学付属小学校の入学願書は、他の私立小学校と異なり、志望理由や家庭の教育方針などを書く欄がありません。しかしながら、最後に備考欄があり、「ご自由にお書きください」と記載があります。受験を検討されている方の中には、この備考欄に何を書けばよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、東京都市大学付属小学校に毎年多数の合格者を輩出する願書作成のプロが、入学願書の書き方について解説いたします。
【東京都市大学附属小学校】の願書の項目は?備考欄には何を書けばよい?
入学願書の項目は以下のとおりです。
- 受験者氏名
- 生年月日
- 性別
- 現住所・電話番号
- 緊急連絡先(携帯電話可)
- 出身園・所在地
- 備考欄
備考欄には「ご自由にお書きください」と記載があります。この欄は、決して白紙にしたり、「特になし」にしたりしないでください。
では、備考欄には何を書けばよいのでしょうか。解説していきます。
備考欄に書く内容
備考欄は約300文字入力できます。学校にお子様のことを伝える非常に良い機会です。
ご家庭によりますが以下の内容が考えられます。
- 志望理由
- 入試時に配慮してほしいこと
- 父親が単身赴任の場合など、学校側に知っておいてほしい家族の事情
- 子どもの健康状態に関することで、入学後学校側に配慮してほしいこと
上記の内容の中で、多くのご家庭が志望理由を記載しています。では、300字で志望理由を書く場合、どのように記載すればよいのでしょうか。詳しく説明いたします。
志望理由の書き方
志望理由の書き方としては、以下の流れで書くことをおすすめします。
ご家庭の教育方針と、その教育方針を基にどのように子育てをしてきたかをまず記載し、それが東京都市大学附属小学校の教育理念や教育方針と一致していることを伝えましょう。そのうえで、東京都市大学附属小学校でお子様にどのように成長してほしいかを書きます。
ご家庭の教育理念や東京都市大学附属小学校の教育理念、そしてお子様の将来像を端的に記載していくと約300文字で志望理由が書けます。
では、都市大学の教育理念とはどのようなものなのでしょうか。
東京都市大学付属小学校の教育理念
東京都市大学付属小学校の合言葉は「日本一楽しく中学受験ができる私立小学校」です。そして「高い学力」と「豊かな心」が教育の二本柱になります。
「高い学力」を育むためのプログラムとして、特徴的なものは以下の5つです。
- 体験学習
体験学習が大変多いです。低学年は「からだ全体でまなぶ」ことを重視し、田植えや蚕の糸取り、絞り染めなど自然と多く触れ合う機会が用意されています。
中学年は「ともに学ぶ」ことを重視し、スーパーマーケット見学や農家見学、ブリティッシュヒルズでの異文化体験などの時に、班ごとに協力して学習ができる取り組みが行われています。
高学年は「自ら学ぶ」ことを重視し、中学受験合格に向けて、全教員、そして仲間と共に志望校を目指すカリキュラムが編成されています。
- 英語
英語は週2回の授業を、日本人講師と外国人講師によるティームティーチングで実施しています。
- 速読指導(3年生)
3年生を対象に速読プログラムを実施し、読解力の向上を目指します。
- 算数習熟度別学習
5・6年生では受験に向けて、学年を4クラスに分けて算数習熟度別学習を行い、きめ細やかな指導が行われています。
- 進路指導
4年生から希望性の補習を行い、個別に質問に答えるなど、一人ひとりの学力に合った指導が行われています。
「豊かな心」を育むためのプログラムとして、特徴的なのは大行事である「運動会」と「音楽発表会」です。
- 運動会
運動を通して体力を向上させるとともに、仲間と共に協力する経験をとおして、社会生活に必要な集団意識を養います。
- 音楽発表会
Bunkamuraオーチャードホールという大きな舞台で行われる発表会です。仲間と共に力を合わせる経験をとおして、心の成長を促します。
東京都市大学付属小学校の「高い学力」と「豊かな心」を育むプログラムを具体的に見ていくと、学力向上と心の教育がバランスよく行われていることに気づくのではないでしょうか。このバランスの良さは他の学校になかなか見られないものであり、志望の大きな理由になると思います。
まとめ
東京都市大学付属小学校の願書における備考欄の重要性と記載すべき内容について解説してきました。
東京都市大学付属小学校の面接は5分〜10分間で行われます。人によっては面接時間がわずか5分と大変短いです。そのため、この入学願書の備考欄で、いかに各ご家庭が東京都市大学付属小学校に相応しいかを伝えることが、非常に重要になります。
備考欄の記載を他の人にも見てもらう機会を作ることも、合格に近づく一つの方法です。なぜなら、より客観的で的確な志望動機を作成できる可能性があるからです。
しっかりと入学願書の対策をして悔いのない受験をしてくださいね。